【未来は人権ナシ!】マイノリティ・リポート【映画・レビュー】

原題:Minority Report
公開日:2002/12/07/アメリカ
上映時間:145分

おすすめ度 3.5
マニアック度 2

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西暦2054年、ワシントンDC。犯罪を起こす人物を予知能力者たちに割り出させ、犯行前に拘束する犯罪予防局。このシステムのお陰で犯罪件数は激減、将来的にはアメリカ全土で採用されるべく準備が整えられていた。そんなある日、このシステムを管理する犯罪予防局のチーフを務めるジョンは、自分が殺人を犯すと予知されてしまう…。
 
 

スタッフ・キャスト

監督スティーヴン・スピルバーグ
脚本ジョン・コーエン
スコット・フランク
原作フィリップ・K・ディック『マイノリティ・リポート』(旧題:『少数報告』)
製作ボニー・カーティス
ジェラルド・R・モーレン
ヤン・デ・ボン
ウォルター・F・パークス
役名役者名日本語吹き替え
ジョン・アンダートントム・クルーズ堀内賢雄
ダニー・ウィットワーコリン・ファレル楠大典
アガササマンサ・モートン根谷美智子
ラマー・バージェス局長マックス・フォン・シドー大木民夫
アイリス・ハイネマン博士ロイス・スミス久保田民絵
エディ・ソロモン医師ピーター・ストーメア仲野裕
ギデオンティム・ブレイク・ネルソン牛山茂
ジャッドスティーヴ・ハリス乃村健次
フレッチャーニール・マクドノー荒川太郎



レビュー

サスペンス要素強めのSFアクション。スピルバーグ作品特有と思うが、内容はとても解りやすいし、サクサク進むし、コメディ要素もあって非常に楽しめる。
2054 年という未来設定での登場するテクノロジーを、現在は実際どうなってるか見比べて、昔の人が思い描いた未来図として観るのも面白い。
このシステム、ガワだけみたら最高なシステムに見えるけど、とことん人権を無視している。冤罪でも無用で捕まえてしまうし、システムの根幹であるプリコグ達も、およそ人間として扱われていない。自分さえ良ければいいという考え方が未来では一般的になってしまうと予見されて描写しているのだろうか。
個人的に、この作品にはスパイスのように散りばめられたコメディ部分は不要だったと感じた。娯楽映画として間違いではないが、世界観にのめり込めない要素だったのも事実。

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